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2005年4月13日 (水)

メロンの味

チェロのレッスンのお話、続き。
っていうか、こっちが本題だったんですが、、、、。


練習曲の、どの音符を強く弾くかの話をしているうちに、
西洋人と日本人のリズム認識の違いの話になりました。

先生によれば、日本人は教えなくてもかっちりしたリズム割りができる。そのかわり、起伏がなくて面白みに欠ける。

西洋の人は、初めて楽器を弾くと、4拍目がだらん、と伸びてしまう(らしい)。だから、西洋人の初心者は、4拍めのモタりをなおすのが大変なんだそうな。でも、ニュアンスに富んだ演奏が自然にできるらしい。


で、どうしたらそういう陰影のある演奏ができるか、ですが、
1,2,3,4というそれぞれのカウントを同じに数えないこと、だそうです。

演奏家は、曲を覚えるほど聞くうちに、
それぞれの音符が有機的に結び付けられるようになる。

例えば、
ある音符を強く弾くかどうかは、前後の音符によって決まる。さらに、その音符の前後の弾き方は、前後の小節の流れで決まり、その小節の弾き方は、、、、
というふうに、各パートの密接な関係が、曲を覚えることで見えてくるらしいのです。


「一拍目を強く弾けばいいとか、4拍目は次の一拍目に繋げるように」とかは、日本に西洋音楽が輸入されたときに、翻訳者が「便宜的に」教えた名残で、実際に演奏すると、どんどん例外が出てきてかえって混乱してしまうそうです。

これを、先生は、
「子どもにメロンの味を教えようと思ったけど、メロンが手元になかったので、
きゅうりに蜂蜜をかけて、こんな味だと教えるようなもの」
といっていました。

なるほど。


微分的というのか、積分的というのか知りませんが、
演奏家はそんなことを考えながら弾いているのか、と今更ながら知りました。

チェロのレッスンに行くのは、うまくなりたいというより、
こういう話を聞くためのような気がします。

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コメント

「セロ弾きのゴーシュと仲間たち」と言うサイトにリンク張らせていただきました。レッスンでのこぼれ話楽しみにしています。

投稿: goshu | 2005年4月18日 (月) 午前 08時01分

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