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2006年1月17日 (火)

爆発のサンバ

週末、懇意にさせていただいているブラジル人の方の結婚パーティーがありました。

余興はもちろん音楽です。
まず、3人が演奏するしっとり系のサンバを味わって、40分もした頃。

突然うしろのドアが開くと、パーカッション部隊乱入!一緒に6人の女性がビキニ+羽根のコスチュームで登場、花嫁の父までダンスに加わって大変な騒ぎとなりました。


samba

楽しかった!
生で聞くブラジルのパーカッションは、腰に来ました。パーティーの参加者は日本人が多かったせいか、最初はみんな大人しかったのですが、後半は全員爆発!最高のパーティーになりました。


日本の結婚式って、家と家の結びつき、という部分が多かれ少なかれあって、どうしても、「代々栄える」だの、「子孫繁栄」「未来永劫」だの、なんだか、先のことを視野に入れてのお祝いというところがあります。

でも、私が今回参加したパーティーは、二人が好きになって、出会って、これから一緒に暮らせるという「今の歓び」をみんなで祝うという気持ちが強いもののように思います。
「先々まで幸せだったらもちろん嬉しいけど、その前に、好きな人と一緒に生活を始めるという今を喜ぼうよ」、という気分です。


今まで、ブラジル音楽を聞いていて不思議に思っていたことの一つが、しっとり系のサンバも、パレード系のサンバも、どっちも「サンバ」と呼ぶことでした。

そういえば、初心者向けのコンピレーションCDには、よく、「あなたが知っているサンバとは違う、哀愁のサンバがここにあります、、、、、、、、」的なことが書いてありますよね。
正直、紛らわしいなあ、と思っていました。

でも、このパーティに参加して、「サンバ」という言い方が、なんとなくわかった気がしました。
理屈でもなんでもなく、すごく感覚的なわかり方なので、言葉にしても説得力があるのかどうかわかりませんけど、、、、。


感情の爆発、というと当たり前すぎる言葉ですが。


喜びとか、怒りとか、派手に爆発しやすい感情があります。
でも、一方で、「せつなさ」とか、「寂しさ」とか、いろんな思いが複雑に絡んだものは、はっきりとした形を取りにくいし、当然爆発もしにくい。

サンバは、そういう、「曖昧な感情」、いや、そう言うと少し違うなあ。
嬉しさや寂しさや、いろんな感情がごった煮になった坩堝のような「混沌とした感情」、を爆発させ、解き放ってくれるもの、という気がしたのです。


新郎新婦のお二人の、嬉しそうな姿が常に見えていたせいか、その、「パレード系サンバ」で、みんなと一緒にさわいでいるまさにその瞬間、ふと、あまりの幸せに、泣きそうになっている自分がいました。


パウリーニョ・ダ・ヴィオラ。しっとり系サンバです。

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