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2006年3月

2006年3月29日 (水)

ちょっと休憩

桜の季節になりましたね。

Sn260075

忙しくて、更新する余裕がありません。(心の余裕が・・・)
4月8日まで、ちょっと休憩します。

というと気が楽になって、更新できたりして。

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2006年3月19日 (日)

最初で最後のDJリスト(その3)

今日で3回め。

7 "Praga De Baiano"     Praga de Baiano/Novos baianos

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日野皓正の変拍子サンバでずっこけたあとは、ホントのブラジルのバンド、オス・ノヴォス・バイアーノスです。

頭は、サンバ・ホイッスルの号令。短いキメを3回くりかえして、ブレイクのあと、おもむろにベースとボーカルが入ってくる、この瞬間の高揚感!

テンポは、これ以上はないというほどの高速サンバ。
でも、リズムは全くハシることなく、後乗りに「置いてく」感じのリズム隊。

このへんがブラジルのリズムですね。

ボーカルは、意外にものんびりした感じ。
実は、このアルバム、このブログの2回目(去年の4月6日)に登場してます。

以下引用。

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Praga de Baiano/Novos baianos


最近悟った、ブラジル音楽の法則。
それは

ジャケがひどいほど『買い』!

だって、このジャケットで買う気が起きますか?


買った自分の勇気を誉めてあげたいこのバカジャケの中身は、
超アゲアゲの70年代サンバホッキ(サンバ&ロック)でした。

サンバのパーカッションでいきなりテンションあがって、
あとは休憩なしのハイテンションお祭り状態です。


聞くたびに、しあわせ。
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その後知った「(オス)ノヴォス・バイアーノス」情報。

メンバーは、コミューンでの共同生活をしながら音楽活動を続けていたこと。
70年代に、レコードで邦盤が出ていたらしいこと。
このアルバムの発表後、まもなく活動を停止したらしいこと。

マリーザ・モンチの恋人の父親がノヴォス・バイアーノスのメンバーだった縁で、
モンチのヴィデオのため再結成、アルバムも出しているらしいこと。

何枚かアルバムを漁ってみましたが、このアルバムが一番でした。


ちなみに、タイトルの「プラガ・デ・バイアーノ」とは、バイーア人のおまじない、という意味だそうです。

「・・・・・・・・
 太鼓を叩こう
 お尻を揺らそう
 パンディロを鳴らそう
 
 指はお金を数えるためのものじゃない、
 指は引き金をひくためのものじゃない
 
 さあ、一緒に、バイーアのおまじないをとなえよう
 
 全てはあべこべになれ!
 貧乏人は全てタダ
 金持ちは前払い

 ・・・・」

てな感じの、お祭りサンバです。

ブラジル人の知り合いに聞いたところ、「プラーガ」には、呪いという意味もあるけど、この場合は、悪気のない「おまじない」と訳す方が「気分」だそうです。


8 "Skindo-le-le"       Electrificacao / A Bossa Electrica
9 "Aguas de Agosto"    Delicatessen Mixture

まだ、この2曲あるけど、今日は力尽きた、、、、。

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2006年3月 8日 (水)

最初で最後のDJリスト(その2)

後半、いきます。

4 "D'yer Mak'er"       Led Zeppelin

アルバム、「聖なる館」から、ツェッペリン唯一のレゲエ・ナンバーです。
アルバムの流れからすると、「どうしちゃったんだろ」、という展開なのですが、メロよし、いいかげんなギターよし、ドラムスよし、と、聞くたびにニコニコしてしまう、大好きな曲です。

えー、これは、ツェッペリンの中でも「珍曲」に分類されるであろう曲です。
レゲエとはいえ、ドラムスはいつものようにジョン・ボーナム節で、とことんズンドコで来ているので、リズムの乗りはかなりレゲエとは違います。

でも、このダークにして可愛い感じ、女の子ならわかるはず。

ゴリエみたいなかわいさ、といえばいいのでしょうか。

私がこのかわいさを再認識したのはコーネリアスの69/96


このオープニング、「6996宇宙の旅~プレリュード(イン熱海)」でも大胆にパクられたときですが、いや、いいメロですよね。

ただ、フロアのみなさんは、このドラムにちょっとついていけなかったようでした。


5 "Ventilaor R-80"      Bali / Ojos de Brujo

つなぎとしては無理がありますね。

でも、聞いている人は、これでちょっと持ち直したようでした。

ツェッペリンの可愛い感じとは相容れない、ちょっと切迫した感じの、まあ、ルンバです。
フラメンコのギターが入ったり、インドのタブラが入ったりと、民俗音楽の美味しいところをとりながら、でも真剣にロックしている感じがなかなか好きです。

スクラッチも入ったりして、「フラメンコ・ミーツ・ブレイクビーツ」ってな感じで、すごくカッコいい。
情熱とラフさと切迫感とが程よくブレンドされていて、、、、、、、、

それって、要するにロックじゃん。


6 "Samba de la Cruz"    City Connection / Terumasa hino

なんとなく民俗音楽つながりでかけてみました、日野の「サンバ・デ・ラ・クルーズ」。
この、キメのクラップハンドが、変なリズムですよね。

微妙に変拍子入ってます。
シビアに聞いてるとつんのめるような、妙な間があるのです。


フロアでは、この手拍子に合わせて手拍子をした人がコケてました。

私はもう、子供の頃から死ぬほど聞き込んだので、このタイミングで拍手できますが、これ、2,3回聞いて合わせられたら凄いリズム感ですよ。マジで。


そして、ブラジルタイムになだれ込むのですが、そろそろまた力尽きてきましたので、以下の曲はまた。


7 "Praga De Baiano"     Praga de Baiano/Novos baianos
8 "Skindo-le-le"       Electrificacao / A Bossa Electrica
9 "Aguas de Agosto"    Delicatessen Mixture

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2006年3月 3日 (金)

一生一度のDJリスト。

ずいぶん前、去年の7月に、友人のイベントでちょっとだけDJで遊びました。
そのときのリストです。

1"Pass the Peas"      Food For thought / JB'S
2"Shot Gun"         Groovin' With Junior / Junior Walker & The All Stars
3 "Come On, Come Over" Portrait of Jaco / Brian Bromberg
4 "D'yer Mak'er"       Led Zeppelin
5 "Ventilaor R-80"      Bali / Ojos de Brujo
6 "Samba de la Cruz"    City Connection / Terumasa hino
7 "Praga De Baiano"     Praga de Baiano/Novos baianos
8 "Skindo-le-le"       Electrificacao / A Bossa Electrica
9 "Aguas de Agosto"    Delicatessen Mixture


さて、ここから、力の続く限り全曲解説、、、、、ヒマだね、どうも。


さて、曲順ですが、あらかじめ決めていたわけではありません。
ブラジリアン、ファンク、ロック、ジャズ、ぐらいのジャンルで、それぞれ30分ぐらいはできるようにと考えて、結局60枚ぐらいCDを持っていきました。

前の人が何の曲をかけて終わるかで一曲目は変わりますし、お客さんの反応もみながら選んでいくので、毎回、曲のつなぎ目はドキドキでした。


1"Pass the Peas" Food For thought / JB'S

私の前の人が燃え燃えUKロックだったので、一曲目は、気分を変えるために、これ。
曲の冒頭が声ネタ。

「ボビー、お前はなんでソウルフードが好きなんだい?」
「だって、幸せな気分になるんだもん。」

メンバーの馬鹿話のあと、JBズらしくテンポ遅めのファンキーにうねる曲が始まります。

JBズは、ジェームス・ブラウンのバックバンドです。
ブレイク後のフレッド・ウエズリーのトロンボーンソロが最高。
トロンボーンって、音出のときに少し割れる音色、粘りながら変わる音程、、、、世界一ファンキーなラッパだと思います。


2"Shot Gun"   Junior Walker & The All Stars

チープな射撃音のSEで、これもスローめのテンポで進行する”SHOT GUN”。
詰まったような独特の発音も交えながら切れ味のいいジュニアのサックスと、サックスそっくりにうねるシャウト・ヴォーカル。
また、ドラムやベースなどの音も最高!
いわゆるいい音ではありません。
こもっていて、ミックスバランスも変です。でも、たぶんラジオ時代だからなのでしょう、「このオルガンを聞いてくれ」「このタンバリンのリズムで踊ってくれ」って、いちいちミキサーの意図がしつこいぐらいに伝わってきて、好きです。


3 "Come On, Come Over" Portrait of Jaco / Brian Bromberg

スーパーテクニシャンのベーシストがジャコに捧げた一枚。
一応リズム&ブルース繋がりですが、録音が全然違って、これは普通に「音がいい」アルバムです。
ジャコのファーストアルバムでサム&デイヴが歌っていたのの再演です。

さて、ここでなんとなくブラックミュージックつながりに幕を下ろし、なぜかツェッペリンに。

ちょっと男くさい曲が続いたので、ここらでひねってみようかなと思ったんです。
でも、ツェッペリン。。。。。。。

そのわけは、、、、、、、、、次回に続く、、、、、、、(と思います)。

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2006年3月 2日 (木)

プレイボーイのジョン・コルトレーン(その2)

前回の「プレイボーイのジョン・コルトレーン」、実は、2回書き加えました。
それでも、見直しているとどんどん書きたい話が出てきてしまいます。

で、もういいや、と開き直りました。
改稿するのはあきらめて、別原稿にします。

そういえば、昨日書店に行ってみたら、プレイボーイ、もう次の号が出ていました。すいません。


さて。

プレイボーイに載っていた菊地成孔さんの原稿ですが、モンクの自筆楽譜を見た(私も見たいです!!)時の感想がありました。

ラウンド・ミッドナイトだったと思います。
その楽譜に書かれたコード・ネームは、6段、7段にも重ねられていて、楽譜自体がほとんど絵画、というかモダンアートになっていた、という話。


ここで注です。

コードネームというのは、和音を”Cmaj7”のように、数字とアルファベットで表します。
たとえば、”C”だけならドミソ。”C7”ならドミソシ♭”、Cmaj7”(=”C△7”とも書きます)なら、ドミソシ。
このように、3つ、ないし4つの音を一つの記号で表すのがコードネームです。

さて、このコードネームには、さらに「オンコード」、といって、(CMaj7 onD、のように、)5つめの音を書き込むことができます。

これでようやく本題。

上記のモンクの楽譜には、このオンコードの書き方を使って、onE,onD,onF、、、、と6つめ、7つめ、、、の音が積み重ねられていた、というということです。
たぶん、10個以上、、、。


これだけ沢山の音を一緒に鳴らすと、「クラスター」、つまりは、ピアノを拳骨でがーん、と叩いた感じの音になってしまいます。

でも、コード進行の中で、こういうクラスターを鳴らすと、意味を持って聞こえるのも確か。
ノイズかそうでないかというのは、「文脈」にかなり依存するのです。

モンクが書きたかったのも、いろいろな音がぶら下がって、展開してるようなしてないような、混濁した状態がここで生じる、ということなのではないでしょうか。

で、菊地さんが言っているのもまさにそれで、そういう混濁した状況を、モンクは全く恐れていない。
逆に、自分の頭で鳴っている音をそのまま表そうとしている、ということなのだと思います。



実際、このアルバムに入っているボーナス・トラック、”ラウンドミッドナイト(イン・プログレス)”では、20分以上に渡って、延々即興で一つの曲を突き詰めるモンクの、ちょっと恐い顔が見られます。要はNG集なのですが、なんども聞いていると、どれがNGでどれがOKなのかどんどん分からなくなっていきます。

「どれもいいじゃないか。でも、どれか選ばなきゃ。でも、俺には判断できない」


このへんの突き詰め方、ボサノバを生んだ男、ジョアン・ジルベルトのデビュー前を思わせる恐さです。

自分がこうなったら、、、、、、、マジ、恐いっす。
私にとって、モンクの最大の魅力は、そういう、判断停止の海の中に恐れず漕ぎ出す美しさ(無謀さとも言うかもしれませんが)なのです。

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