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2006年10月

2006年10月25日 (水)

フランスエッチ声

ネガティブというアルバムを紹介した時に言い忘れていたこと。

フランスエッチ声というジャンルがありますよね。

このアルバム、デュエットの女の子が明らかにそれ。ゲーンスブールが生み出した新しい価値観……なのか、確証はありませんが、ともかく高性能マイクが生まれて初めて商品化された価値観であることは確かです。
ボサノバの発声法の享受とパラレルな現象です、多分。

ともかく、この系の声が好きな人にはもろ手を挙げてお勧めです。

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2006年10月19日 (木)

秋の音

私のパソコン、また入院です。買った後、手元にない期間のほうが長いです。
おいおい。


最近、少しフランスものづいてます。
夏はレゲエ、だの、冬はエレクトロだの、聴きたくなる曲は意外に季節に左右されますよね。

NEGATIF / BENJAMIN BIOLAY

シャンソンの流れを汲む歌謡曲っぽい曲、エレクトロニカ風味のアシッドフォーク、など、いろんな傾向の曲がテンコ盛り!でも、とっ散らかった感じにならないのは、泣かせ系の甘い甘いメロディーと、伴奏がどうなっても変わらないウィスパー系の声。

フランス語の濃厚でセクシーな響きを堪能できるアルバムです。

なによりタイトルがいい。『うしろむき』。

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2006年10月13日 (金)

漱石のアロマセラピー

最近、『携帯書房』にはまっています。
携帯電話で本を読むサービスなのですが、通信費以外は無料で、古今の著作権切れ作品が読み放題!

実は、すぐに飽きるだろうと高を括っていたんですが、夏目漱石の『坑夫』、ポーの『アッシャー家の崩壊』と読み進むうちに、携帯電話で読む楽しみにすっかりはまってはや三月。電車の中など、ちょっと時間ができたときに、気がつくと読んでいます。

今、夏目漱石の『それから』を読んでいるのですが、あらためて読むと、面白いです。本と携帯というメディアの違いか、古典を読んでいる感覚がないのです。新作を読むように新鮮な気持ちで読めます。

そんな風に読んでいて、面白かったこと。

「全然いい」と言う台詞があります。全然+肯定は、今では「問題な日本語」などと言われかねない表現ですが、明治には普通だったんですね。

ちなみに、主人公の大介は、家柄がよくて、三十を過ぎても仕事をせずに親にお金をもらっている高等遊民。ピアノもサラっと弾けたりする。昔は全然気にもなりませんでしたが、結構頭でっかちで変なやつです。
この大介が、親に結婚しろと迫られて、それがプレッシャーで不眠症になる場面があります。
そういう時、大介は枕もとに香の甘すぎない花を置いて、その香りに癒されてようやく眠りにつくのです。その時の花は、友人が北海道からとって来てくれた『リリー、オフ、ゼ、ワ゛レー』という花。
どんな花なんでしょう。
神経症だったという漱石のことだから、ほんとにやって癒されたことがあったんでしょうね。

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2006年10月11日 (水)

ちちんぷいぷい

HOCUS POCUSというフランスのバンドのライブを見て来ました。ジャンル分けすればヒップホップになるんでしょうが、生楽器も多く(ドラム、ベース、ギター、鍵盤+DJ、MC)、ソウル、リズムアンドブルース、果てはブルースまで取り込んだ、ポップで踊れる最高のバンドです。あ、ジャムバンドっぽさもある。

DJのスキルが半端じゃないんで、ライブ中はそこが気になってしまうのですが、見終わってあらためて思ったのはメンバーのリスナー体質です。それぞれが微妙に好きな音楽が違いながら、それがいい方向にずれながら音楽を生み出す様は感動的です。

最高!

バンド名の意味は「ちちんぷいぷい」。

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2006年10月10日 (火)

傘がない

竹の柄で真っ黒の、コム・デ・ギャルソンのお気に入りの傘があります。若干高かったはずですが、もう十年以上使ってモトはすっかり取れています。何分物持ちがいいもので。
骨は全く大丈夫なのですが、さすがに布がヘタり、黒い布の所々に色抜けが。
そこで、仕事が早じまいした日、お店に、布の取り替えができるか聞いてみたら、そもそも、販売中止になっていました。
修理出来るかは調べてくれるということでしたが、いつでも売っていると信じていたのに、ショック!!

この衝撃、説明するのが難儀なのですが……。

ファッションブランドというのは、常に新しい試みをし続け、同じことをしないことが存在理由。中でも、ギャルソンはそれを特に突っ張って頑張ってきたブランドです。

なのですが、その一方で、手仕事を大事にする姿勢も徹底していました。ショップに並ぶ財布、傘は常に同じ。また、ボタンについては、服がいかに変わろうと、頑ななまでに同じ貝ボタンか水牛ボタンを付け続けて来たのです。(一部製品を熱加工したものはデザインとして別のボタンを使うことがありましたが。)

でも、傘の生産停止を私が知らなかったのが象徴しているように、その財布を、傘を、買い続けることで支えていなかったわけで。
残念という資格もないのが残念です。

ボタンだけは今も昔と同じ。


コンピュータ、まだ直りません。週末、ハードディスクを取り替えるという連絡がありました。一体どうなることやら。

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