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2006年10月13日 (金)

漱石のアロマセラピー

最近、『携帯書房』にはまっています。
携帯電話で本を読むサービスなのですが、通信費以外は無料で、古今の著作権切れ作品が読み放題!

実は、すぐに飽きるだろうと高を括っていたんですが、夏目漱石の『坑夫』、ポーの『アッシャー家の崩壊』と読み進むうちに、携帯電話で読む楽しみにすっかりはまってはや三月。電車の中など、ちょっと時間ができたときに、気がつくと読んでいます。

今、夏目漱石の『それから』を読んでいるのですが、あらためて読むと、面白いです。本と携帯というメディアの違いか、古典を読んでいる感覚がないのです。新作を読むように新鮮な気持ちで読めます。

そんな風に読んでいて、面白かったこと。

「全然いい」と言う台詞があります。全然+肯定は、今では「問題な日本語」などと言われかねない表現ですが、明治には普通だったんですね。

ちなみに、主人公の大介は、家柄がよくて、三十を過ぎても仕事をせずに親にお金をもらっている高等遊民。ピアノもサラっと弾けたりする。昔は全然気にもなりませんでしたが、結構頭でっかちで変なやつです。
この大介が、親に結婚しろと迫られて、それがプレッシャーで不眠症になる場面があります。
そういう時、大介は枕もとに香の甘すぎない花を置いて、その香りに癒されてようやく眠りにつくのです。その時の花は、友人が北海道からとって来てくれた『リリー、オフ、ゼ、ワ゛レー』という花。
どんな花なんでしょう。
神経症だったという漱石のことだから、ほんとにやって癒されたことがあったんでしょうね。

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