« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月

2007年5月30日 (水)

マリーザ・モンチ ライヴ

久しぶりの更新です。

今日、渋谷でマリーザ・モンチのライヴを見てきました。
ものすごい完成度、至福の高揚感。
演奏もライティングも全く隙なく、次から次へと曲を畳み掛けていきます。
最初は「バンドの鍵はベーシストかな」「チェロとバスーン、バイオリンとフリューゲルホルンは王道の音作りだな」なんて、冷静に見ていたのですが、マリーザが長い腕で歌いながら踊る仕草にうっとりして、あとは冷静さなど消し飛んでしまいました。

コンサート後半、マリーザが会場を仕切って、客席を二つに分けて、コーラスを会場のみんなにさせました。
マリーザが、「いろんな肌の色、いろんな人種、いろんな場所。いろんな人たちが集まって、一つの歌を歌うって素敵ね」とコメントすると、会場が幸せなオーラでいっぱいになりました。

会場は、後半、みんなが前に押し寄せてたいへんな騒ぎになりました。
ブラジル人も多いので、アンコールやコーラスも半端じゃありません。


そこで思い出したこと。

以前、ジャカルタで映画を見たことがあります。古びた映画館で、いつの作品とも知れない古~い恋愛映画を見たのですが、主人公とヒロインがキスをしかけるたびに、客席のみんなは「オー」、「ピューピュー(指笛)」と、一緒になって映画に反応するのです。その時感じた、客席の一体感、、、、。

その時は、町で出会った10歳ほどの少年(「タバコ持ってる?」と英語で声かけられ、吸わないんだよ、と答えると、仕方ないな、って感じで、「じゃあ町を案内してやるよ」、と言い、映画館に行きたいんだよね、というと「あんなつまんないとこ」と言いながら連れてってくれた)の案内でした。彼がつまんなそうな顔をしながら、でも映画が進むにつれ次第に指笛をならしたり、大声で画面に向かってひやかしたりしていたのをよく覚えています。

日本の、咳払いさえもはばかられる暗闇とは大違いの映画体験です。


コンサートが終わって帰る途中、その映画を見たときの高揚を思い出していました。
大勢の人と見るってことは、やっぱり、なにか特殊な体験なのです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »