2006年9月30日 (土)

貴方の専属料理人

先日も書いたジョン・ランディスネタ。
私が大好きな”THREE AMIGOS”の邦題、『サボテン・ブラザーズ』は、『ブルース・ブラザーズ』から付けたんだ、と、いまさら気付きました。おバカコメディーの大傑作で、私が唯一本買ったセルビデオ、という話はしましたっけ?

引越し先にはビデオデッキがないにも関わらず、持って来て枕もとに置いていました。
そのせいか、昨日は夢を見ました。夢というか、映画のシーンが浮かんだんです。

砂漠に通っている一本道に一軒の中華料理屋があります。そこへ、いかにもウエスタンな男がふらりと訪れます。汚い店に入ると、亭主が一人。男がメニューを見てチキンハンバーガーを注文すると、今日は終わったと亭主。またメニューを見て、ダブルハンバーガー。これも今日は品切れ。
男が、じゃあ何があるんだ、と切れると、亭主はカウンターの下からいつ作ったかわからないようなラーメンを取り出す。箸で持ち上げると固くなった麺がそのままの形で持ち上がり、かぶりつくとバリバリ音をたてる。男、呆れて店を出る。

店の外をトボトボ歩く男。さっきの料理人が追い付いて一言。

やあ、あんたの専属シェフのボブです。


………。
この固まりがいっぺんに浮かんだ。
なんか、いかにもジョン・ランディス好みのシチュエーションでは?

長文のメールを携帯で書くのは疲れますね。心なしか文体も変わります。携帯メールで小説を書いた若者の記事を読みましたが、信じられない。

ではまた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年11月11日 (金)

レナード・コーエンの茶会

奇妙にリアルな夢を連続して見たので、書いておきます。


先日、同窓会の案内ハガキが届きました。で、見た夢。

①----------
木造の古い校舎。見覚えあるその応接間に、私はパソコンを置いて仕事をしている。
この部屋に入っていくところから夢は始まる。

入ると、今の会社の同僚達がわいわい休憩中。
仕事にならないな、と思って、ちょっと喋って出て行こう、と思い、
椅子を見ると、緑(茶色?)のしっかりした生地で、袖裏だけ派手なマーブルのランダムな水玉模様という、ものすごく派手なギャルソンシャツがかかっている。(実際には、こんな派手なの持ってないし、買わないと思うけど)そのシャツを羽織って、部屋を出て行く。
-----------

ここでいったん夢から覚める。本当に昔の、今はなき木造校舎だな、としみじみして、二度寝。
すると、第二の夢。

②-----------
誰もいない木造校舎の二階を急いで歩いている。
渡り廊下を曲がる辺りで、小学校時代の友人が、これまた急いでいるところにばったり出会う。
彼女は、顔は年相応に変わっていたが、すぐわかる。
楽譜の束を胸に抱えているので、「ああ、小学校の音楽教師をしているんだな」と思う。
お互いに忙しいながら、「久しぶり」とあいさつし、「どう、同窓会出られそう?」と聞くと、彼女は、「うーん、忙しいから無理かもね」と、返事をして立ち去る。

-------------
二つの夢とも、今はない小学校の木造校舎が舞台で、登場人物は今、というところが共通しています。


そして、これは別な日の夢。有名人シリーズ一つ目。
③----------
東京の本社の広い渡り廊下。天井も高く、左右に大きなガラスが入っている、開放感のある室内。
ここで、大きな柄で、厚手ヘリンボーンのコートをモコっと着ている人を見つける。
背中を見ると、服に同素材で取っ手が付いている。
いい服だなあ、と思ってみていると、坂本龍一さん。
例の白髪で、黙々と早足で歩いている。

かっこいいなあ、と思って見ていると、早足のまま、後ろ歩きになる。
坂本さんは、ポケットに手を入れたまま、こちらに顔を向けながら黙々と後ろ歩きで歩き続ける。
----------------
去年だかのコム・デ・ギャルソンというブランドの男物(”Comme des Garcon Homme Plus”)で、背中に大きな取っ手が付いているものがありました。鞄のように持ち運べる服、というコンセプトだったのでしょうか?ただ、春夏のシーズンだったので、ヘリンボーンのコートは実在しないと思います。でも、ほんとうにかっこいい服でした。

それにしても、後ろ歩きする坂本さん、、、、、、、。
まじめな顔をしていて、こちらも反応に苦しみました。「笑える」っていうのと、「笑っちゃ悪い」という、二つの気分の間で寸止めされた感じでした。

あ、もちろん夢。現実には、坂本さんを見かけたこともありません。

そして、今朝見た夢。

④------------
閑静な住宅街を連れと二人で歩いている。
こぢんまりした、ものすごく地味な和風の喫茶店がある。
そこのガラスの下のほうに、半紙を何枚か横につないだ筆書きのポスター。

「レナード コーエン 12月8日 SA席9820円 限定80席」

「ライブがあるんだ、これは行かなきゃ」、と思い、連れに声もかけずに、とにかく店に入っていく。
店内は薄暗くて、石畳に打ち水がしてある。
着物を着た小柄な人がいたので、お店の人かと思い見てみると、老婆のようなレナード・コーエン。

ハロー、アーユー ミスタ コーエン?」と話し掛けると、なにやらドイツ語で返事をする。
ニヒト、とか、シェーンとか、ドイツ語の断片らしきものはわかるが、何を言っているのかさっぱりわからない。

「あのお、ライブをやるんですか」、と日本語で聞くと、コーエンさんは、わりとわかりやすいカタコトで、「今はこの店に居候しています。店で12月にお茶会をするといっていたので、そのことでしょうか」、と返事する。

コーエンさんが、「あなたたちはオリーブの実を知っていますか」と聞く。
いつのまにか後ろにいた連れが、コーエンさんに「オリーブの実は不思議です、食べると必ず角のあるウンチが出ます」、と答える。「角」というところでは動作までつけて。
コーエンさんは我が意を得たり、というばかりに、真剣な表情で深くうなづく。

-------------
分析する気さえうせる夢ですが、後半の下品な展開と、うなづくコーエンというのが妙にリアルで。。。。。。


ここのところ、ものすごく夢がリアルになってきて、それなりのストーリーがあるようになっています。
なにか理由があるんでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年10月11日 (火)

こんな夢を見た。

今、深夜二時です。


さっき、夢を見ました。
目を覚ましても割と鮮明に覚えているので、書いておきます。
なんか、短編小説みたいに、かなり筋立てがはっきりした夢です。

-----------------------

舞台は、田舎の郵便局。
定年前の郵便局長、中年の局員、美人の女性局員の3人が働いています。

女性局員と局長の会話。
局長「うちも、郵便局統廃合でなくなるから。きみも、せっかく入ったのに悪いね」。
女性局員「仕方がありませんね」

この綺麗な女性局員に憧れる小学生の少年がいます。
(二人の出会いは夢には登場しなかったけど、たぶん、親の使いで切手を買ったとか、そんな感じの出会いがああったんでしょうね、、、。)


女性局員は、仕事を終えると、いつものように帰宅します。
電車の駅から自宅までは延々続く、まっすぐな田んぼ道。
(夢では、この道を歩く局員の映像が俯瞰で見えました。)
女性局員は、この道で、誰かにあっという間に追い越されたような、ちょっと恐いような不思議な気がして、後ろをそっと振り返りますが、だれもいません。


そんなある日。
少年は、憧れのお姉さんが勤める郵便局が、いつのまにか存続することに決まったことを知り、安心します。
憧れのお姉さんと、また会うことが出来る。

郵便局での会話
局長「○○さん(中年の男性局員)はやめちゃったけど、二人でがんばろうね」
女性局員「はい。」
局長「うちも、国への貢献をしなきゃということで、妖怪を保存するという仕事を見つけたんだ」
女性局員「(よくわからず)はい。」

その夜、少年も、自宅へ帰る長い長い一本道で、誰かに追い越されたような気がしてふと後ろを振り返りますが、誰もいません。
でも、あの美人の女性局員だったような気がしました。

---------------------

、、、、、
ということで、たぶん、美人女性局員は、自分でも気がつかぬうちに体の中に妖怪を飼うようになった、というオチなのですが。

まあ、舌足らずなのは夢だから許してください。


でも、なんか、自分がいつも見る、特にストーリーがないイメージだけの夢とは違って、すごくきちんとストーリーがあって驚きました。

ねぼけた頭で、「これは絶対、筒井康隆の小説にあるはずだ」と思って目がさめました。
が、冷静に思い出すと、筒井さんの作品にそういうストーリーのものはありません。

で、だんだん頭がはっきりしてくると、さっきの夢のストーリー、筒井さんの「座敷ぼっこ」とものすごく「気分」は似ているんです。

筒井康隆というと、凄く暴力的、スラップスティック、恐怖、なんてイメージもありますが、それだけではないのです。


筒井康隆「座敷ぼっこ」


この中の表題作、「座敷ぼっこ」と、凄いリリカルな感じが似ていたんです。

-----------------

定年間近で、奥さんをなくした老教師が主人公。
故郷の東北(?)の町にはしばらく帰っていません。

ある日、授業の中で、自分の故郷には「座敷わらし」がいるんだ、と話をすると、いつのまにかクラスに一人多い、という話で生徒達は盛り上がる。
でも、誰がざしきわらしなのか、結論は出ない。

老教師「わからないのが、座敷わらしなんだよ。」

その後、教師は女子生徒の一人と会話する。
その子の故郷も東北の町。
教師は、やさしい子だなあ、と思う。
その子は、先生に別れを告げる。

そして、ある日、授業の中で、自分の故郷には「座敷わらし」がいるんだ、と話をすると、いつのまにかクラスが一人少ない、という話で生徒達は盛り上がる。

----------------

あいまいな記憶で書いてしまいましたが、ふるさとの座敷わらしが、老先生のもとへ会いに来てくれた、という話です。

確か、終わりは、ふるさとのことを考えて、
「遠いなあ、と、先生は思うのだった。」
なんてモノローグで終わったんじゃないかな。

ずいぶん昔に読んだきりですが、こんなにストーリーを覚えているぐらい、大好きな短編です。


私はオリジナルの短編集で読んだと思うのですが、この本は、「ベストオブ筒井、リリカル編」的な編集のようですね。

他にも、「会いたい」「睡魔のいる夏」など、好きな短編ばっかり。
これは、買ってみようっと。


こんな名作が、今でも普通に手に入るというのはいいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)